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2011年07月 アーカイブ

キモカワ、ミニカワ

たとえば犬。


あらゆる犬種の中で、顔だちがいちばん整っているのは"人間顔"の基準で言えば、ヨークシャーアリアやマルチーズ・・・


イヌ顔の基準で言えば、ゴルデンレトリバーやシェパードあたりになるのでしょうか。


でも私たちが"たまんなくカワイイ"と思うのは、ブルテリアの妙に間のびした顔や、チャウチャウのおダンゴ顔、いやいやブルドッグのクチャクチャ顔の方がいっそカワイイという声あり。


かつては自分の美しさを日々確認したいがために、できるだけ醜い犬を飼うなんていう飼い方が貴族の間に流行したこともあったわけですが・・・


どんな美女も"醜さあまってカワイさ百倍"みたいなクチャ顔犬には結局かなわなかったなんていう話もあります。


イヌの醜さは、明らかに一種のカワイさ、猫ちゃんだって、死ぬほどカワイイ子猫時代を過ぎたら、いっそデブ猫になってほしいみたいに、ペットのカワイさは"美"には宿らないものです。


それも、全然美しくない自分自身に、まったく卑屈になっていない健気さが、妙に人の心を打つからなのです。


動物はしみなど気にしませんからね。

美しさと癒しのカワイさ

謙虚になれないキレイより、ずっとずっと心地よいってことで・・・


この手のカワイさは、トホホな感じで気が抜けるという"癒し"の力があり、イライラ時代の救世主。


人間のカワイさの基準にも、つながる話です。


ここへ新たに加わったのが"キモカワ"。


気持ち悪くてカワイイものが、妙に人の心にしっくりき始めているのは、普通にキレイなものが世の中にあふれているための"反動"。


しみ 治療などで日々キレイを追い求めている女性なら、このことがきっとわかるのではないでしょうか?


そもそもアービング・ペンからデイビッド・ホックニーまで"美"に対する異常な執着心をもった天才的なアーティストたちは、もうとっくの昔に"気持ち悪さ"の中の美を作品にしてきています。


そこまで高次元ではないにしても・・・


私たちもたぶん"完全度の高い気持ち悪さ"には一種の美しさを感じてしまうという、ワンランク上の"感受性"をもったのです。


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