キモカワ、ミニカワ
たとえば犬。
あらゆる犬種の中で、顔だちがいちばん整っているのは"人間顔"の基準で言えば、ヨークシャーアリアやマルチーズ・・・
イヌ顔の基準で言えば、ゴルデンレトリバーやシェパードあたりになるのでしょうか。
でも私たちが"たまんなくカワイイ"と思うのは、ブルテリアの妙に間のびした顔や、チャウチャウのおダンゴ顔、いやいやブルドッグのクチャクチャ顔の方がいっそカワイイという声あり。
かつては自分の美しさを日々確認したいがために、できるだけ醜い犬を飼うなんていう飼い方が貴族の間に流行したこともあったわけですが・・・
どんな美女も"醜さあまってカワイさ百倍"みたいなクチャ顔犬には結局かなわなかったなんていう話もあります。
イヌの醜さは、明らかに一種のカワイさ、猫ちゃんだって、死ぬほどカワイイ子猫時代を過ぎたら、いっそデブ猫になってほしいみたいに、ペットのカワイさは"美"には宿らないものです。
それも、全然美しくない自分自身に、まったく卑屈になっていない健気さが、妙に人の心を打つからなのです。
動物はしみなど気にしませんからね。